空き箱が沢山あって困っている!何に使う?いつ使う?
大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回の内容は自宅でよく眠っている空き箱について述べたいと思います。
よくお客様宅でお見かけするシーンなのですが、押入れや納戸から沢山の空き箱が出てくる場面があります。
あなたのお宅では如何ですか?
遺品整理の現場でも生前整理の現場でも本当によくお見かけします。
ほとんどの方の場合は「何が入っているのか分からない」ようです。
何が入っていたのかは外箱の文字や写真で理解できても「ではそこに今、入っているのか?入っていないのか?」それさえ分からない方が多いです。
ある方のお宅では、タンスの上は大きな箱がありました。
「これは何の箱ですか?」と訊ねると、大抵の方の返事は「さぁ、分かりません」と仰います。
上から落とさないようにそっと持ち上げて下におろしますが、何も入っていないのかフワッと軽い場合が多いのです。
しかし箱の上には真っ白なホコリが積っています。
その箱は、かつては毛布が入っていたこともあれば、背広や制服が入っていたこともあれば、電化製品が入っていたこともあります。
使い始めたら、もう用はない箱なのに置いておく方が多いのです。
そこにはどんな心理が働いているのでしょう。
それは「とりあえず置いておこう」と思うのです。
あるいは「もしかしていつか必要になるかも知れない」と思うようです。
しかし、一度使い始めたらほとんどの場合は元の箱に戻すことはなく、だんだんと空き箱の存在さえ忘れてしまうのです。
買った時や使い始めた時には意識の中にあった空き箱ですが、時間と共に忘れ去ることが多いので、もしそのような方がいらっしゃるならば、一度よく考えていただきたいです。
タンスの上にあるその箱は何に使いますか?いつ必要になりますか?
お菓子が入っていた箱や衣類や小物が入っていた箱を溜め込んでいる方もよくお見かけします。
そのような方のほとんどの心理はこうです。
「何かに使うかも~」です。
しかしよく聞いてみると、具体的に使う場面を想像出来ない方ばかりです。
「どんな時に使う予定ですか?」とお尋ねしても返事はなくて、苦笑いをしながら首をかしげます。
中にははっきりした目的がある方もいらっしゃいます。
お菓子作りが趣味の方は、作ったお菓子を空き箱に入れて誰かに贈ります。
しかし、そのようなちゃんとした目的があっても大量に残されている時には、一度よく考えて下さい。
「お菓子を贈る時に適した箱なのかどうか?」と。
食べ物を入れるのに相応しい箱ですか?
靴が入っていた空き箱にお菓子は入れて贈らないと思います。
食べ物を入れるのに相応しい大きさですか?
大きすぎたり、反対に小さすぎて使わない箱ならば残しておく必要はないですよね。
このようなことを口にされる方もいらっしゃいます。
「引出しの収納用品に使おうと思って・・・」と。
そのお考えは間違ってはいません。
しかし、いつか収納用品として使おう使おうと気持ちはあっても、実際にはずっと使われずに溜まっているのならば、本当に今、収納用品としては必要ではないと考えられます。
もし、収納用品として空き箱を使いたいなら、もっと詳しくお尋ねしますが
「どこの収納用品として使いたいのですか?」今すぐに全く思い浮かばないならば、一度リセットすることをおススメ致します。
減らしてもまたすぐに空き箱は溜まっていきますから。
時にはこのような方もいらっしゃいます。
小さなお子さんがいて、工作をするのに使います。
あとは、学校に工作の材料として持って行かないといけない事があるので、困らないように置いていますと。
そのような明確な理由があれば取っておくのはいいと思います。
しかし、このような場合でも、際限なく残しておくのではなく、必要な量を見極める方がいいと思います。
収納の引出しを一つ決めるなどして、そこに入る量だけを残すというような、自宅ルールがあればむやみに増えて困る事はないでしょう。
箱や段ボールなどの働きは「モノを運ぶ為のもの」です。
無事に家に届いたり中身が良い状態で届いたりすれば、箱の役目は果たしたことになります。
買った時の箱に戻して、次に使う時の為に収納しておくことは決して悪いことではないですが、時には箱に収納することで大きなスペースの無駄になる場合がありますのでご注意下さい。
箱に戻さなくてもいい場合もあります。
ホコリが被らないようにビニール袋などに入れれば済む場合もあります。
気付いたらいつの間にか家の中に空き箱や段ボールが溜っている方は一度見直してください。
本当に必要なモノかどうなのかよく考えてみてください。
本当に必要な空き箱はわずかだと気付かれると思いますよ。