大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
「形見分けってどうすればいいの?」
「どんな品物を誰に贈ればいいの?」
「形見分けていつすればいいの?」
大切な方が亡くなった後の遺品を形見分けする場合、どんな手順で進めればいいのか、誰に何を贈ればいいのか、形見分けのマナーがあるのか等、形見分けをした経験がない方にとってはさまざまな疑問が浮かんでくることでしょう。
形見分けは日本に昔から伝わっている風習ですが、経験がない場合は方法が分からず悩む方が多いでしょう。
この記事では、今から形見分けをしようとしている方が基本的に知っておくと役に立つポイントをまとめて紹介します。
形見を贈る人も贈られる人もトラブルなく、互いの気持ちを尊重しながら行いたいですよね。
是非最後まで読んで参考にしてください。
目次
形見分けの意味
「形見」の意味は、思い出の元になる物。
その人の記念に残された品物。
亡くなった人や別れた人が残したもので、その人を思い出すよりどころになるものです。
「形見」の本来の由来は「形を見る」ことですが、今は亡くなってしまった人が、形になって見えるように、側にいるように感じられるようにするという意味です。
形見分けでは、故人が日常的に使っていた物や愛用していた品物を、遺品として身近なゆかりのある人達で分け合います。
形見分けの慣習について
形見分けは日本の慣習の一つです。
日本の歴史の中で成立し、発展し、伝統的な行動様式となりました。
法律的に定められているものではないため、やるかやらないかは個人や各家庭の自由になります。
最近は形見分けだけではなく「日本の慣習」にとらわれない人が増えてきました。
ですから、形見分けも行われないことも多くなってきました。
しかし、家族や親戚にご高齢の方が多い場合は、日本の慣習に従いやった方がいいと考えておいてください。
元々は故人の魂を継承する意味合いがあったので、故人の魂が宿りやすい着物を形見分けにすることが一般的でした。
地方によっては形見分けを「袖分け」「裾分け」と呼んでいます。
形見分けの時期
形見分けは日本の風習なので、キリスト教では決まった時期はありませんが、仏教では四十九日法要後、神教では三十日祭や五十日祭などの法要が終わった後になります。
一般的な場合で考えると、葬儀の後のタイミングで次に親族が集まるのは四十九日の法要の時になります。
形見が不要の人もいますので、なるべく多くが集った時に形見が欲しいかどうか聞いておきましょう。
形見分けを行う人
形見分けは法定相続人が主体となって、故人が生前に親しくしていた家族や親戚や友人に声をかけて贈るものです。
法定相続人とは、配偶者や子どもです。
子どもが亡くなっている場合は孫です。
配偶者や子どもがいない場合は両親。
両親がいない場合は祖父母。
その両親と祖父母もいない場合は兄弟姉妹が法定相続人にあたります。
夫が亡くなれば妻が主導します。
妻がいない場合は子どもが主導します。
法定相続人の観点から、義理の家族が形見分けを行うのは好ましくありません。
また、義理の家族が故人と生前親しくしていなかった場合に無理に形見分けを贈る必要はありません。
形見分けは誰に贈ればいいのか
本来、形見分けは故人と生前親しかった人と共に故人を偲ぶために行われるものです。
まずは家族間や親戚に声をかけてそれぞれの想いを聞きましょう。
故人の友人、生前に親交が深かった人にも声をかけてみましょう。
この時に大事なのは「故人を偲びたい」「故人を身近に感じていたい」という想いです。
その想いがある人に贈るのがもっと意味のある形見分けとなるでしょう。
もし関係性が分からない人から形見分けをしてほしいと言われた場合は、必ず法定相続人全員の確認や同意を得てから贈るようにしましょう。
形見分けはどんな品物を贈ればいいのか
一般的には衣類やアクセサリーや日用品が多いです。
具体定には、衣類、着物、アクセサリー、時計、万年筆、故人が大事に使っていた道具など。
現金を贈ることも可能です。
形見分けをしたくても贈るものがない、でも生前とてもお世話になった人だから何かお礼がしたい!
そのような想いで現金を贈りたくなる場合もあります。
受け取る側は家族の想いを汲み取り丁寧に受け取り、故人との想い出に関わる品物を購入するよと良いでしょう。
出来れば長く使うことができるアクセサリーや時計や家具などを購入して、贈ってくれた人に報告すると喜ばれるでしょう。
形見分けをする時の注意点
形見分けを贈る時にはいくつかの注意点があります。
綺麗な状態にしてから
衣類ならクリーニングに出して綺麗になった状態の物を、時計ならメンテナンスをしてちゃんと使える状態にしてから、受け取った相手が喜んで使ってくれる物、側にずっと置いておきたくなるような物を贈りましょう。
無理に押し付けない
贈る相手の年齢や好みなどを充分考慮してから贈りましょう。
相手が迷惑になるような物だったり気に入らなかった場合だったりすると、処分したくても心理的なハードルが高く困らせてしまいます。
写真やビデオなど故人の顔が写っている物は特に処分したい場合に困らせます。
そのような物は無理に贈ることはしないで、事前に確認してからにしましょう。
高価な物は贈らない
高価な物を贈ってしまと、相手の贈与税の対象になってしまう場合があります。
贈与税は個人から年間110万円を超える財産をもらった場合、受け取った側が支払わなくてはならない税金です。
思わぬ迷惑がかからないように、高額な品物や現金を形見分けするのは避けましょう。
まとめ
形見分けをする時の基本的なポイントをまとめました。
形見分けを贈る側も贈られる側も気持ちの負担にならないようにしたいですよね。
何より大事なのは「故人を大切にしたい想い」「いつまでも忘れたくない想い」だと思います。
軸となる部分さえぶれなければいい形見分けが出来ると思います。
形見分けをする時には同時に遺品整理も行うことになります。
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