収納は誰かの真似しても失敗します!奥深い収納の話
大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回のテーマは「収納」についてです。
よくこのように考えていらっしゃる方がいます。
片付けとは収納することだと。
その考えは大きく間違っています。
巷でよく売られている女性向けの雑誌にはどの雑誌にも毎回のように、片付けや収納の記事が掲載されていて、掲載されていない雑誌を探すほうが難しいくらいに感じられます。
それだけ「片付け」や「収納」は永遠のテーマなのかも知れません。
収納とは実は大変奥が深いものなのです。
素敵な家やインテイリア雑誌や収納特集の本をよく見かけますが、それをそのまま真似してはいけません。
絶対に失敗します!
全く同じ間取り、全く同じ家族構成、全く同じ暮らし方、全く同じ好みや趣味でしょうか?
違いますよね?
その家々によって、持っているモノの量や種類や、モノとの付き合い方は異なります。
毎日のように使う食器を例に考えてみましょう。
どのような食事を取るかはそれぞれの家によって違います。
使う食器の種類や好みもそれぞれ。
同じメニューを食べるにしても使う食器が同じとは限りません。
スプーンやフォークなどのカトラリーもそうです。
こだわりがなくて2種類くらいのスプーンさえあれが用が足りる人もいれば、様々なシーンでスプーンを使い分ける人の場合は沢山の種類のスプーンがあります。
大皿の料理を取り分ける時に使うサービススプーン、大きめのテーブルスプーン、デザートスプーン、スープスプーン、コーヒースプーン、アイスクリームスプーンと今思いついただけでも6種類になりますが、正式にはもっとあります。
雑誌や誰かの収納方法をそのまま真似をしても失敗しますが、参考程度に取り入れるのなら大丈夫です。
しかし、参考にする前に大事なのが「整理」です。
本当にそれを使っているのかどうか?です。
ほとんど使っていない、全く今は使っていない、将来使う予定もないモノを、キチンと収納する必要があるでしょうか?
収納をして仕切ったり、収納用品を買ってきて中に入れたりすればするほど、収納できるモノの量は絶対に少なくなってきます。
元々そこの場所に満杯だったモノを収納用品で分けても収まらないのです!
ましてや、そこから溢れてしまっているモノなら、なおさら無理です。
収納を考える前に、多すぎるモノを減らさないといけません。今のあなたの生活に合った量まで減らせば、収納を考える時にも楽になります。
そして今の自分の暮らし方をよく考えてみてください。
ライフスタイルは変わります。
5年前や10年前に大活躍して使っていたモノが現在も同じように必要なのかどうかは分かりません。
今の暮し、これからの暮しを見つめ直せば、どれが必要か?
それとも不要か?
自ずから答えは出てくると思います。
モノの量を減らせたら次に考えることがあります。
それは誰がどこで使っているモノですか?
これも変化しますからね。
ここがはっきりすると、収納場所を決める大きなヒントになります。
それを使う人がいつもよく使う場所の近くにあれば便利ですよね。
家族の皆でよく使うモノならば、どこに置いたらみんなが都合がよいか考えましょう。
それはどれくらいの頻度で使いますか?
これも収納を考える上で大事な内容になります。
掃除の時に使う掃除機の場合、人によって使用頻度は変わります。
小さなお子さんがいて、小まめに日に何度も掃除機を使う方もいれば、一日1回の方もいれば、忙しくて週に1回の人もいます。
毎日何度も使うならば、なるべくすぐに手が届く場所がいいです、頻繁に使わない人は、収納庫にしまっておいても不便さを感じないかもしれません。
高さや奥行きも考えましょう。
使う人の身長によっても収納場所は変ってきます。
小さなお子さんは身長も低く、腕も大人よりの短いので、大人と同じでは使い勝手が良くない時があります。
小さなお子さんのモノを収納する時には、そのお子さんの目の高さになって一緒になって決めてあげるとうまくいきます。高齢者の方の場合も優しい配慮が収納には必要になってきます。
このように収納とはとても奥が深いものです。
本当の収納を考える時には、今回お伝えした以上にもっと他の要素も必要になってくるぐらい項目が沢山あります。
しかし、今回お伝えした内容は基本的で、誰にも当てはまる要素なので大いに参考にして下さい。
お片付けでお困りのことはございませんか?
重たいモノの処分でお困りの方はいらっしゃいませんか?
時間がなくて片付けられない、一人では大変で片付けられない、そのような時にはどうぞナナフクを思い出して下さい。
長年の実績と信頼を積み重ねたナナフクならきっとあなたのお役に立てると思います。