防災グッズの点検していますか?保管場所は大丈夫ですか?
大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
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今年も3月11日を迎えます。
この日は2011年に東日本大震災が起こった日です。
これは国内観測史上最大のマグニチュード9.0の巨大地震でした。
この地震で多くの人々が一瞬にして命を奪われ、住む家を奪われ、仕事場を奪われました。
今なお、地震の影響により、住んでいた地域に帰れない人々も多く、地震国日本ではありますが多くの課題を残した地震でもありました。
いつまでたってもこの事実を風化させてはなりません。
個人レベルで出来ることはやっていきましょう。
まず、私達に必要なのは「防災グッズの点検」です。
その前に、ちゃんと防災グッズを用意していますか?
全く何も用意していない方はもっと危機感を持っていただきたいと思います。
それぞれが防災グッズを用意していることを前提にお伝えしていきますが、「一度用意すればもう大丈夫」では決してありません。
いつ起こるかわからないのが災害です。
忘れた頃にやってくると言われています。
非常用持ち出し袋や備蓄用品等の防災グッズは常日頃から用意しておきましょう。
どんなモノをどれくらいの量の準備をすればいいのか?
どこに保管するのがベストなのか?
お悩みの方は多いです。
せっかく用意していても、いざ使おうと思った時に取り出しにくいと間に合わないかも知れません。
いいモノを買っていても、事前に使い方をよく理解していないが為に上手に活用が出来なかったら宝の持ち腐れになってしまします。
特に多いパターンは、防災用に買った食品類や水が消費期限をかなり過ぎていて、安心して使えなくなってしまっていることです。
収納の観点から、防災グッズについて考えてみましょう。
非常用持ち出し袋に入れる物や必要になってくる備蓄の量は家それぞれの家庭によって違います。
家庭の人数に応じて変わります。
よく公共の防災情報を調べると、おススメ内容が記されています。
しかし、あまりにも種類が多くて一人で揃えるのが大変だと思われたら、市販の防災リュックを購入するのもいいです。
基本的なモノが入っています。
リュックも防災に向いた丈夫さだったり、軽さだったり、収納ポケットが沢山ついていたりします。
災害用の持ち出しの時に絶対にいいのは間違いなくリュックになります。
いざと言う時に、両手がふさがらずに背負えるからです。
雨の場合の避難も想定して防水タイプがいいですが、それが無理な場合は中身を全て大きなビニール袋に入れてからリュックに入れると中身が雨で濡れずに済みます。
基本をまずは揃えた上で、各家庭の事情に応じた備えをプラスしていきましょう。
いざと言う時に環境への対応が大変になってくると思われる小さなお子さんがいる家庭や、高齢者を抱える家庭ではプラスするモノが増えてくるでしょう。
体調を考慮した上での常備薬の準備、アレルギーがある人の備え、お子さんにとっては精神の安らぎに繋がるおやつはあった方が親も子も安心かも知れません。
防災グッズだからと言って特別なモノを用意するのではなく、災害は日常の延長線上にあります。
いつもの生活で使っているモノで優先順位が高いモノから考えると準備しやすいでしょう。
よく言われているのが「最低でも3日間生活が出来る備えを」と耳にしたことがあると思います。
しかし、災害発生直後は公的な支援は届きにくいことが多く、ましてや最大級の災害の場合は公的援助をしばらく受けられないことも想定しておく必要もあります。
命に欠かすことの出来ない、水や食料、燃料、電池などは1週間くらい確保できているのが望ましいです。
まずは基本となる災害バッグを購入して準備をスタートさせたら、後は各家庭に応じてカスタマイズして足したり減らしたりして整えていきましょう。
一番よくないのは、「買ったら買ったまま」です。
年に数回は定期的に中身を確認して賞味期限切れがないかチェックしましょう。
そして収納場所についてですが、どこか1か所にまとめてあるといいです。
内容の種類に応じて、同じ棚に収納するとか、押入れの一角に置くとか、箱にまとめて入れておくとかしましょう。
よくない収納の仕方としては、「奥にあって取り出せない」「どこにあるのか忘れてしまった」です。
「家族の誰もがどこにあるのか分っている状態」「誰でもがサッと取り出せる状態」が望ましいです。
外に逃げることを想定した場合、非常用持ち出し袋は玄関に近い場所にあるとよいでしょう。
あるいは、寝室にあるのもいいかも知れません。
防災グッズは「要るのか」「要らないのか」のカテゴリーに分けるとしたら、「絶対に要るモノ」に位置しています。
無理なく家庭の中に取り込んで、いざと言う時に自分や大切な周りの人を守れるようにしましょう。