大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
遺品整理のご依頼の中で「特殊清掃」のサービスをさせていただくことがあります。
今回は「特殊清掃」について詳しくお伝えします。
一般の方には聞きなれない言葉だと思います。
普通の生活を送っていると馴染みのない言葉だと思いますが、実は私たち遺品整理業界では珍しいことではないのです。
よくテレビのニュースで事件や事故の放送が流れることがあります。
もし室内で事件や事故が起こった場合、普通の片付けや清掃では解決が出来ない状況になっている場面が多くあります。
特殊清掃は、文字の通りに普通の清掃とは違い特別なことをします。
では、どのような場面で特殊清掃は必要になってくるのでしょうか?
それは、「孤独死」「孤立死」「自殺」「事件現場」などで亡くなった場合です。
発見までの日数によりますが、日にちの経過と共に、ご遺体の損傷は激しくなり、腐敗臭の問題、自宅の損傷、害虫の発生など様々な問題が発生してきます。
それらを解決するのが特殊清掃作業になります。
ナナフクには、特殊清掃に関する知識と技術が十分に備わっております。
「事件現場特殊清掃士」の資格取得者も在籍しており、特殊清掃でお困りの方は安心してお任せ下さい。
警察や自治体からの立ち入り禁止を指定されていない限り、現場への対応は可能となっております。
ナナフクの場合、どこからのご依頼が多いかと言うと、まず不動産のオーナー様。
それから4階建てぐらいのハイツをお持ちの個人オーナー様。
自治体(市役所の市民課)や警察からのご依頼やご紹介をいただいております。
一度ご利用してくださったオーナー様からのリピート率は高く、同じ建物に6~7回も特殊清掃をさせていただいたこともあります。
目次
作業の流れについて
まずは亡くなられた方の移動がなされてから作業がスタートします。
警察による検死や現場検証、医療機関への搬送などがあったの地に作業に入らせていただきます。
発見されるまでの日数が経過すると共にご遺体は激しく損傷していきます。
お体からの体液や血液が漏れ出てきます。
それが、倒れていた場所に染み込んでいます。
カーペットの上なら、カーペットはもちろん、その下の床材にも染み込んでいます。
現場の確認
まず部屋に入る前に亡くなられた方の為に合掌をさせていただきます。
そして現場に入り、状況の確認をし、作業工程を考え、道具や薬剤の準備をします。
薬剤を噴霧
感染症を防ぐ為に、除菌作用のある専用の薬剤を現場全体に噴霧します。
害虫駆除
ハエやウジ虫が大量に発生している場合は、殺虫剤を散布して駆除します。
そのあと、燻煙式殺虫剤を散布して徹底的に駆除します。全ての作業(遺品整理作業等)が終わった後には、部屋全体を拭き上げる作業して仕上げをしております。
汚染物の回収と搬出
全ての汚染物(布団、ベッドのマットレス、カーペット等)を回収して、臭いが漏れないように梱包して搬出します。
畳や床材を撤去
布団が敷いてあった畳や、ベッドが置いてあった床にもほとんどの場合、汚染物が染み込んでいるので撤去します。
フローリングの床材も剥がします。
床材からさらに下のコンクリート部分にまで染み込んでいる場合は、機械で削り取って徹底的に除去をします。
そこまで徹底的にせずに中途半端に終わらせると、臭いがいつまでたっても消えません。
まずは臭いの元となる体液の除去をしますが、そのあと必要であれば、床材のリフォーム等も承っております。
ナナフクは信頼出来るリフォーム会社とも連携しておりますので、床の補修工事まで行い、現状復帰をさせていただくことも可能です。
消臭作業
腐敗臭の除去を行います。
これは専門の機械を使用します。
高濃度オゾン発生器を使い腐敗臭の除去をします。
多様な臭気を短時間で強力に脱臭するため、特殊清掃(孤独死、ゴミ屋敷)といった重篤な臭気の現場からタバコ臭、ペット臭、カビ臭といった日常的な臭気まで幅広く対応可能な脱臭法です。
臭いの度合いによりますが、丸一日24時間で済む場合もあれば2日~3日かけて徹底的に行う場合もあります。
ここまでが特殊清掃になり、その後、家具や日用品などを片付ける遺品整理作業の流れとなります。
オプションのサービス
応急措置サービス
お見積の時にご要望があれば、近隣の住人への対応もしております。
近隣の住宅の玄関や窓への目張りをして、ニオイや薬剤の侵入を防護する作業をしております。
このような応急措置サービスは、お客様からの声にお応えして取り入れた新しいサービスでとても喜んでいただいております。
捜索サービス
遺品の中から、大切な土地や建物の登記書類、金融機関や保険の証書、通帳やキャッシュカード、クレジットカード等の重要物の捜索をご要望の場合は、全てのお荷物の中から探し出す作業もしております。
お困りの場合はご用命下さい。
遺品の供養サービス
仏壇や神棚、人形や写真や手紙などそのまま処分するのではなくて供養してからのご処分をお考えの方には、お客様に代わってご供養させていただいております。
定期的に、僧侶による祈祷がなされ、心を込めて処分させていただいております。
お困りのモノがございましたら、ご相談ください。
家屋の解体やリフォーム
特殊清掃や遺品整理をした後に、建物を解体したい、リフォームしたい等のご要望にもナナフクはお応え出来ます。
信頼できる業者との連携を取っております。
特殊清掃や遺品整理のみならず、あらゆるお困り事にトータルサポートさせていただいております。
特殊清掃には段階がある
特殊清掃と一言で行っても内容には様々な段階があります。
それは、お亡くなりになられてから発見されるまでの日数や季節によって変わります。
冬よりも夏場の方が気温が高い影響を受けて大変な状況になっている場合が多いです。
近隣住人への配慮は必須
ナナフクでは近隣住人への迷惑がかからないような配慮、準備を大切にしております。
現場のドアや窓を開けての作業になるので、近隣からのクレームが出ないように注意を払っています。
近隣住人は、虫や臭いに対してのそれまでの我慢が募っているので、ちょっとした事がトラブルになりやすい状況にあります。
ナナフクでは作業前には必ず、近隣住人への説明を行っております。
作業の内容や流れをお伝えすると、ゴールが見えるので近隣住人の方は安心されて、作業に対して協力的になって下さいます。
荷物の扱い方には2パターンある
特殊清掃を伴う遺品整理のお荷物の扱い方には2つのパターンがあります。
これはご依頼主様と故人との人間関係によって変わってきます。
薄い繋がりもあれば濃い繋がりもあります。
薄い人間関係の場合
ここ数年のコロナ禍における影響だけではなく、そのずっと前から長年の関係性がない場合があります。
そのような場合は、迷いなくほとんどのお荷物の処分をご希望される方が多いです。
濃い人間関係の場合
遺品とゆっくり向き合いたいと思われる方が多いです。
例えば離れて暮らす両親が孤独死された後に娘さんがゆっくりと親の遺品と向き合いたいと望まれる場合があります。
このような場合、ますは初期消臭をして死臭の除去、ご遺体があった場所をしっかりと修復したのちに、ゆっくりとモノと向き合える時間を取っていただく準備を整えます。
大切なご家族様の死臭を臭わなくてもよいように配慮をしております。
しかし、現場には入らずにナナフクにお任せください言う場合もあります。
例えば、息子さんを亡くされたお母様に対してはそのような対応を取らせて頂く場合もあります。
あまりにも辛い現場はご家族様には見せずに、代わりに息子さんの残されたモノで大切そうな思い出の品は探させていただきます。
若い方の場合は病死や自殺が多いです。
若い方の場合は、実家に昔のモノは置いたままが多く、亡くなられた部屋は簡素な状態が多いです。
漫画やゲームや脱ぎ散らかした衣類が散乱しているケースが多いので、親御さんにとって思い出深いモノはあまり多くはない場合が多いです。
このように、亡くなられた方と家族様の関係性を理解した上で、ナナフクでは遺族様に配慮をした対応を取らせていただいております。
特殊清掃の見積りについて
特殊清掃を伴う遺品整理は通常とは異なる作業があり、時間もかかることが多く、料金に対しての不安をお持ちの方が多いと思います。
ナナフクでは「明朗会計」「全てパッケージ料金」となっておりますのでご安心下さい。
お見積後の追加料金は発生いたしません。
近年は作業後に、法外な追加請求をされるトラブルがよくニュースとなっておりますが、ナナフクではそのようなトラブルを起こしたことは一切ございません。
お客様に分かりやすい丁寧な見積もり書をご提示させていただいております。尚、見積もり後に何かご質問があればどうぞ遠慮なくお問い合わせ下さい。
まとめ
このようにナナフクでは、特殊清掃を含む遺品整理での確かな技術と、経験値の高さとスピーディーな対応、全てがパッケージされた明朗会計で信頼をいただております。
特殊清掃でお困りの方はどうぞ安心してナナフクにお任せくださいませ。
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