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今年の台風シーズンがやってきました。
日本では梅雨の時期に入ると台風のニュースも多くなってきます。
日本気象協会は2023年の台風の見通しをこのように発表しています。
平年と比べると、夏の前半ほど台風の発生数が多くなると予想しています。
つまり、夏前半の梅雨の時期を中心に台風の接近数が多くなると言うことになります。
気象庁は大雨災害への注意を呼び掛けています。
災害大国である日本に住む私達。
天災を防ぐことは出来ませんが、事態を予想して備える事はできます。
「まさか・・・自分には大変な事は起こらない」と安易に思いこむのは危険です。
大きな自然災害はもちろん怖いですが、それ以上に怖いのは自分達の危機感の欠如です。
「まさか・・・」と思い込むのではなくて、「いつでも起こる事」と捉えて「防災の日常化」に取り組む姿勢が大事になってきます。
災害には地震のように突然やってくる災害もあれば、予測して準備ができる災害もあります。
台風はまさしくそれに該当します。準備が出来る災害なのです。
では、台風にはどのような準備ができるのでしょう。
目次
気象庁が勧める「台風の備え5か条」のガイドラインに沿って詳しく説明します。
①家の外の備えをしましょう
大雨が降る前に、強風が吹く前に済ませておくことが肝心です。
まずは窓対策です。
雨戸やシャッターがあればキチンと閉めておきましょう。
雨戸は元々、風雨から窓を守るためのものですが、台風の時には物が飛んできてもガラスが割れないように守ってくれます。
窓は住宅の中でも最も衝撃に弱い部分です。
だからこそ雨戸があれば閉めておきます。
最近は雨戸がない家も増えました。
そのような場合は段ボールとガムテープで内側から窓を補強しておきましょう。
段ボールを使っての補強は完全ではありません。
窓が割れた時のガラス破片の散乱を防ぐ為になります。
養生テープやカーテン等でしっかりとカバーをしましょう。
台風の上陸が予想される場合は、まだ余裕があるうちに雨戸やシャッターの確認をしておくといいです。
いざと言う時に壊れていたら使い物になりません。
日頃からのチェックや早めの修理など心掛けておきましょう。
次に物が飛ばない為の対策。
倒れそうな物や風で飛んでしまいそうな物があれば事前に家の中に入れておきます。
・庭やベランダにある植木鉢
・物干しざお
・自転車
・傘や傘立て
・子どものおもちゃ
・外用ゴミ箱
・家の中に入れられない物は飛ばないように固定しておくか、最初から倒しておきましょう。
自宅周辺の対策。
道の側溝やベランダの排水溝にゴミが溜まっていないかチェックしましょう。
溜まっていると水があふれて室内や隣家にまで浸水の被害が及ぶ場合があります。
②家の中の備えをしましょう
停電の備えをしましょう。
懐中電灯や災害用ローソクの用意、携帯ラジオ、モバイルバッテリーの用意をします。
断水への備えをしましょう。
・水道水を汲んで置く
・長期保存水を備蓄しておく
・風呂の残り湯をためておく
・非常用トイレを用意しておく
・水がなくても使える衛生用品(ドライシャンプー、歯磨きシート、除菌シート等)を用意しておく
・ポリタンクも事前に用意しておく(断水時に災害吸水ステーション利用時に役に立つ)
食料の備えをしましょう。
台風が収まるまで買い物には出かけられないので、余分に食料を確保しておきます。
この場合、調理をしなくても食べられるパンやクラッカー、レトルト食品や缶詰がおススメになります。
➂避難場所を確認しておきましょう
収容能力のある学校や公民館や体育館などが地域の避難場所として指定されています。
その場所への避難経路を確認しておきましょう。
万が一避難が想定される時には早めに荷物を最小限にコンパクトにまとめておきましょう。
また、荷物は両手が使えるようにリュック等の背負えるタイプのカバンに入れましょう。
④台風情報をしっかりと入手する
気象庁が発表する「台風情報」や「警報や注意報」等の情報は小まめに確認しましょう。
テレビ、ラジオ、携帯電話でアプリをダウンロードする等して最新の情報を常に入手するようにしましょう。
台風の中心の位置、強風や暴風域の確認、予報円、雨量の確認などしましょう。
⑤台風が接近している時には不急な外出は控える
台風が接近して暴風になると、外を歩くのは危険です。風に煽られて転倒したり、物が飛んできたり上から落下してきたりして怪我をしたりします。
雨水で増水した側溝や川は境界が見えにくくなっています。
この時の水は濁ってはっきりとは見えません。
側溝に転落して怪我をしたり、流されて命を落としたりしないように決して近づかないようにしましょう。
また大雨で地盤が緩んで山崩れや崖崩れも起こりやすくなっています。
危険だと思われる場所には決して近づかないようにしましょう。
台風は事前に準備が出来る自然災害です。
突然襲ってくることはないのです。
早めの情報、早めの準備、早めの行動をとって、怪我や命の危険から守るようにしましょう。