親の介護が始まる前に自分の家の片付けを!気になる片付けを先に済ませたい50代女性
大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
片付けが気になっている方は実に多くいらっしゃいます。
何かの会話の中で、「片づけないと大変なことになっている」とか「モノが多くて困っている」等と口にされたり、誰かが話すのを聞いたりすることも多くあると思います。
書店に行けば、常に片付けや収納に関する本が発売されていて平積みになっています。
週刊誌や、主婦向け雑誌には必ずと言っていい程、「片付け」「終活」「収納」のキーワードが並んでいて、毎回の人気コーナーになっています。
そうです!片付けは私達にとってなかなか解決できない永遠のテーマなのです。
憧れを抱きつつも、簡単には手が届かないテーマなのかも知れません。
そして時間だけがどんどん進み、気が付いたら身動きが取れない程のモノに囲まれていたり、片付けようと真剣に思った時にはタイミングが悪く、時すでに遅し、自分ではどうにも出来ない状態になっていたりするのです。
極端な言い方になりますが、自分が生きている間はずっと気になりつつも、悩みつつもそのまま人生を終えて、やがては自分の遺品整理を大切な家族にさせてしまう結果となってしまうのです。
あなたは、どんな結果をお望みですか?どんな道を選びたいですか?
さて今回は、ある50代後半の女性のストーリーをお届けします。
仮にお名前をEさんとします。
彼女は最近になって、やっと決心がついて本格的な片付けをスタートさせました.Eさんは結婚をしており夫との間に3人の男の子どもさんがいます。
現在は上の2人は結婚して独立をしており、末の息子さんと夫との3人暮らしです。
今でこそ3人暮らしですが、つい最近までは大家族のお母さんととしてEさんは奮闘していました。
Eさんは結婚後、夫の両親と同居していました。
しかし、子どもが生まれて手狭になってきたので隣の土地に新宅を建てて自分達家族は新しい家に移り住みました。
しかし、隣に住む親御さんが、すぐに両家で行き来しやすいようにしてほしいと懇願されたので、家の中を繋ぎ、2軒は簡単に行き来が出来る状態になりました。
つまり、2軒の家で別々に住んでるのではなく、母屋と新宅が中では繋がっており、まるで一つの家族のような暮らしになったのです。
子どもが3人に増えて7人の大家族になり、一家のお母さんとして家事の切り盛り、仕事との両立、息子さん達のスポーツの引率、地域との交流など多忙な日々を送るようになりました。
母屋も新宅も大きな間取りの家なので、収納場所は充分にあり、どんどんモノは増えていきました。
その当時のEさんはモノの片付けとは無縁の生活でした。
あまりにも忙し過ぎて、それどころではなかったのです。
やがて、義父を見送り、子ども達は成長し、上の2人の息子さん達は次々に結婚しました。
しかし、結婚後も広い新宅にしばらく住んでいました。
つまり、その時のEさんは、自分達夫婦と三男、長男夫婦、次男夫婦、義母の8人家族となったのです。
そのうちに、義母の介護が始まりました。
そして息子さん達に子どもが生まれ、家族の人数は10人の大所帯となったのです。
その当時のEさんは、義母の世話をしながら、仕事をこなし、三男のクラブの応援や引率、お孫さんの世話まで加わり、朝から晩まで目が回るような忙しさの中で奮闘していました。
その頃は益々、家の片付けどころではない生活を送っていました。
しかし、家族の人数がどんどん増えていく中で、心の中では「ちゃんとモノを減らして片付けたい」「もっとすっきりとした暮らしを送りたい」と願うようになっていたのですが、日々の忙しさの中でどうすることも出来ない状態が続きました。
家族が増えるとモノは増えます。
お孫さんが生まれたら、更に増えていくのが通常です。
三男さんが中学受験の勉強をしたくても、その当時は三男さんの部屋がなくて、広いリビングの一角に勉強するわずかなスペースを作って勉強をしていましたが、同じ部屋には赤ちゃんの遊びコーナーもあり、落ち着いて勉強ができる環境を作るのが難しい状態でした。
そんなEさんの暮らしが大きく転換する時期がやってきました。
介護をしていた義母が亡くなったのです。
そして長男夫婦と次男夫婦も、子どもが増えたのでそれぞれ別に家を建てて実家を出ていきました。
10人家族が9人になり、そして一気に3人になった訳です。
Eさんは結婚後ずっと家族の為に働き、義理の両親に尽くし、孫の世話をしていましたが、やっとそんな暮らしから解放されて「自分の為の時間」が持てるようになったのです。
時間も家の空間もやっと自分が思う通りに使えるようになったのです。
家族が多い時には、Eさんだけでモノの判断はなかなか出来ません。
ですから理想の家の状態を描くことは困難でした。
しかし、今では違います。
やがて三男さんも家を出て独立をするでしょう。
そうなると夫婦2人暮らしの生活になっていくでしょう。
そろそろ本格的に家の片付けをしたいと考えるようになった頃、新たな心配事が出てきました。
それはEさんの実家の両親のことです。
実家の両親は、近くに夫婦二人で助け合いながら生活をしています。
しかし年齢と共に、Eさんの助けがだんだん必要になってきました。
Eさんは妹さんとの2人姉妹。
親に何かがあれば、自分が支えなくてはと考えています。
いつ親の介護が始まるか分からない、それは突然始まるかも知れないと思うと、ずっと気になってきた家の片付けをするなら今だと強く思うようになりました。
「実家の親の介護が始まれば、また片付けは後回しになってしまう」「気になる片付けが出来ていなかったら、精神的にもイライラとした気持ちになるだろう」「片付けの悩みは減らして、親のことをしてあげたい」と強く思うようになり、本格的な片付けをスタートさせたのです。
今のEさんには迷いはありませんでした。
今きちんとモノと向き合って減らしておかないと後悔するに違いないと腹が決まったのです。
実家の親への愛情故に、Eさんは今のうちにずっと気になっていた片付けは終らせたいと心から思っています。
ですから、片付けの判断は早くスピーディでした。
母屋の二階はかつて子ども達が小さい頃に住んでいた場所です。
そこには、昔使っていたおもちゃ、クリスマスツリー、学習用品、衣類、思い出のモノが溢れていました。
子ども達が小学生の時に写した運動会等のビデオカセットが大量に出てきましたが、Eさんは即座に処分する選択をしました。
「今まで1回も見たことがないから、これからも絶対に見ない」「息子はもう30歳を超えて親になっている」「子どもの時代は過ぎて、今は孫の時代に代替わりをしている」と今の状況とこれからの状況を冷静に判断したのす。
昔買った自分の高価な衣類も沢山出てきましたが、これにも迷いがありませんでした。
息子さん達の野球のユニフォーム類も大きな衣装ケース3つ分でてきましたが、これらは息子さん達の判断に任せる事にして、自宅にはもう置かないことにしました。
まだEさんの生前整理は進行中ですが、覚悟が決まっているので必ず目標とされる状態になっていくでしょう。
そして、いつか実家の親の介護が始まった時には自分の片付けは済んでおり、気になっていた事は解決して気持ちよく親の為に尽くすことが出来るでしょう。
さて如何でしたでしょうか?
Eさんのストーリーを知って、ではあなたはどうしますか?いつかやろう!まだ今は大丈夫!と思っている片付けをどんなタイミングで始めますか?気になっている方はまず心の整理をしてから、少しでも早いうちにスタートすることをおススメ致します。
下記リンクよりナナフクの実績をご覧ください。