大阪の遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
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親が高齢になると、家の片付けが億劫になりがちです。
やがて介護サービスを受ける段階になって慌てて片付けを始める人が少なくありません。
自宅で介護保険サービスを受けるようになった場合、部屋の片付けは必須となります。
その理由はこの3点によります。
安全性の確保
介護が必要な人は、身体的な制約やバランスの問題を抱えていることが多く、部屋の中に物が多いと転倒や怪我のリスクが高まります。
片付けにより、転倒の危険を減少させ、介護を受ける人の安全を確保することができます。
介護の容易さ
部屋が整頓されていると、介護者が動きやすくなり、介護作業がスムーズに行えます。
たとえば、車椅子や歩行器の使用、ベッドや椅子への移動が容易になり、介護者の身体的負担も軽減されます。
快適な生活環境の提供
片付けられた清潔な環境は、介護を受ける人の心理的な安定にも寄与します。
乱雑な環境はストレスを引き起こす可能性があり、整理整頓された空間は心地よい生活空間を提供し、精神的な健康を支える効果があります。
これらの観点から、介護が始まる際に部屋の片付けを行うことは、介護の効率性、安全性、快適性を高めるために非常に重要になってきます。
では、具体的にどのように進めていけばスムーズにいくのでしょうか。
以下の5つのステップに従って進めていくと大きなトラブルがなく進められますので是非参考にしてみてください。
目次
まずはコミュニケーションを取り、片付け目標を立てる
いきなり片付け作業を始めるのはよくありません。
まずは部屋の中の現状を親子でよく確認して理解しあう必要があります。
しっかりとしたコミュニケーションを取りながら、親の気持ちや心配事について聞き出しましょう。
家の中は、大量の日用品や何年も箱に入ったままの贈答品で溢れかえっているかも知れません。
どこに何があるのか本人も容易には探し出せない状態かも知れません。
今の状態を冷静に見つめ直し、どこに問題点があるのか子どもサイドから優しく確認をしてあげましょう。
物のない戦後を経て高度成長期を経験した世代は物を所有していることがステータスであり人生の成功と感じる傾向があることを、子ども世代は理解をした上でじっくり話に耳を傾けましょう。
その上で、では実際にこれからの介護生活を迎えるにあたっての解決策の案を出し合って、どんな片付けを目指すのか、どこに目標を定めて片付けを進めていくのかの話し合いが重要になってきます。
まずは物よりも、親の心の整理を大事にしてあげましょう。
安全の確保を最優先にする
最も優先されるべき考え方は「安全である」ことです。
安全確保や防災面から、まずは生活の動線を妨げる物を排除していきます。
最もよく過ごす場所がベッドならば、そのベッドからトイレに行く時の動線、食事のためにダイニングに行く時の動線、家を出入りする時に必ず通る玄関への動線がどうなっているのか確認します。
床に何かが置いてあって転倒の原因になる恐れがあるならば改善します。
危険な段差がないのか確認します。
タンスの上など落下の恐れがある箇所があれば、それも改善します。
使っていない部屋から始める
安全の確保が出来たら次に取り掛かる場所は「よく使っている部屋」よりも「使っていない部屋」から始めることをおススメします。
時間的に余裕がない場合は、取りあえずよく使っている部屋を片付けたくなるかも知れません。
しかし、時間的に余裕があるならば、先に取りかかっていただきたいのは、普段あまり使っていない部屋からになります。
何故ならば、そのような部屋には、もうずっと使っていないモノが沢山ある可能性が高いからです。
つまり、本人の迷いが少なく処分できそうなモノが存在するケースが多いからです。
空いたスペースをまずは確保することが重要になります。
その後に、毎日よく過ごす部屋の片付けをします。
そこには簡単には捨てられないモノが多くあるでしょう。
親の意思に反して無理矢理に処分することは避けていただきたいので、そのような場合には先に片付けて空いたスペースに移動させることによって、親を納得させる片付けが可能になります。
趣味や思い出のモノはそのまま残す
趣味の品々や大切な思い出の品々を無理に捨てる必要はありません。
今は使っていないかも知れないし、今後も使う予定がないかも知れないモノであっても、本人が希望するのであれば可能な限り残した方が良いです。
親の想いを大事にしながら進めていかないと、途中で片付けがストップしてしまったり、中途半端な状態で終わってしまったりするからです。
親子ではどうしても世代格差や気持ちの上での温度差が生じてきますが、最も優先して考えることは「安全の確保」であり、そしてその次に大事なのは「親の気持ちが心地よいこと」です。
物心両面からのサポートを子どもサイドは心がけましょう。
今の暮らしに合ったサイズ感にする
家族の人数が減っていれば、今までのような大きな冷蔵庫は必要ないかも知れません。
管理し切れない食材を入れてしまう弊害を避けるために、小型の冷蔵庫に変えるのも有効な片付けになります。
大きくて扱いが難しくなった婚礼ダンスがあるならば、弱い力でも簡単に開け閉めが出来る軽いモノに交換するのも生活の向上に繋がります。
高齢者になると、大きくて立派な家具や収納用品はだんだん扱いが困難になってきます。
今の身体的な状態に合ったサイズ感や高さや重さを考慮して整えると、毎日の暮らしの質がアップして、より安全に快適に過ごすことができるようになります。
\このような事でお悩みはありませんか?/
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このような親の家の片付けでお悩みの方は、どうぞナナフクまでご相談下さい。
重たい家具の移動、不用品の処分、部屋の模様替え等、あらゆるお客様のニーズにお応えできます。
ナナフクには生前整理アドバイサーのプロの資格を有するスタッフが在籍しており、お客様の心に寄り添いながらサポートさせていただいておりますので、どうぞ安心してお気軽にお問い合わせください。
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