親の家の片付けを業者に依頼するメリットは？スムーズに進めるアプローチを解説します

大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

親が自分の家を片付けられない理由

 世代格差がある

親の家の片付けに悩みを抱えている方は多くいらっしゃいます。

気にはなっても親子で片づけに対する気持ちには温度差があります。

モノに対する気持ちも違います。

世代間によってモノの持ち方への考え方には隔たりがある場合が多いのです。

子ども世帯から見ると、「もう使えない不用品ばかりが残っている」「こんなガラクタいつまで置いておくの？」「このまま残されたら私が迷惑をするからどうにかしてほしい」等のようにどうしても自分主体の考え方になってしまいます。

一方で親の世帯には「もったいない精神」が色濃くあり、「最後までモノは大事にしなくてはならない」と家庭でも学校でも教えられて育った世代です。

モノを整理する時の基準に「使うのか？使わないのか？」の考え方は薄く、「まだ使えるかも～」「いつか使うかも～」「捨てたら勿体ないかも～」等のような感覚に基づいて、不用品であっても「取り敢えずは残しておく選択」のが非常に多いのが現実です。

親の心理の理解が必要

ですから、同じようにモノを処分したとしても若い子ども世帯が処分するのとは違い、親世帯は大きな迷いの中で、時には苦しみを伴いながら処分される場合があることをよく理解しておく必要があります。

若い子ども世帯は、親の世帯の心理をよく理解してから家の片付けに向き合うと、親との距離感が縮まります。

親の家の片付けを業者に依頼する理由

効率と時間節約

忙しい子ども世帯が親の家の片付けを手伝いたくてもなかなか時間を取れなかったり、タイミングを合せるのが難しかったりします。

自分たちで片付けを行う場合、時間と労力がかかります。

業者に依頼することで、効率よく短時間で作業を完了させることができます。

たった一日で終わらせることも可能です。

重労働の回避

家の片付けは重労働であり、特に大型家具や大量の荷物の移動は大変です。

業者に依頼することで、重労働を避けることができます。

感情的な負担の軽減

親の家の片付けは感情的な負担が大きいことがあります。

業者に依頼することで、感情的なストレスを軽減することができます。

業者に依頼した時のメリット

時間がかかったり、労力的にかなりハードだったりする親の家の片付けを業者に依頼すると様々なメリットがあります。

専門業者に依頼すると、多くの場合、合理的であり便利な選択となります。

時間的な節約

業者に依頼することで、短期間で効率的に片付けが完了します。

自分たちで行う場合よりも遥かに早く作業が進むため、他の重要なことに時間を使えます。

労力の軽減

片付けは重労働です。

業者に依頼することで、家具や家電の移動、大量のゴミの回収や処分など、体力を使う作業をプロに任せられます。

専門知識と技術がある

業者は片付けの専門知識と技術を持っています。

特に、遺品整理や大量の物品の処分には専門的なスキルが必要です。

業者は効率的かつ適切に作業や処分を行います。

安全性の確保ができる

古い家や大量の荷物の中には、扱いが難しいものや危険なものが含まれていることがあります。

業者は適切な装備と技術を持っているため、安全に作業を進めることができます。

精神的な負担の軽減

親の家の片付けは感情的に辛い作業になることがあります。

業者に依頼することで、感情的なストレスを軽減し、心の負担を軽くすることができます。

適切な廃棄とリサイクル

業者は不要品の適切な処分方法を知っており、リサイクル可能なものは適切に回収します。

これにより、環境への配慮も行えます。

法的な手続きのサポートを受けられる

場合によっては、法的な手続きや書類の処理が必要になることがあります。

業者はこれらの手続きをサポートしてくれます。

コストが明確である

業者に依頼することで、コストが明確になります。

見積もりを取ることで、予算内で作業を進めることができます。

自己処理の場合、予想外の料金が発生することがあります。

プロによる整理収納術

業者は整理収納のプロでもあります。

残すべきもの、捨てるべきものの判断や、効率的な収納方法についてもアドバイスをもらえることがあります。

買い取りもしてくれる

業者によっては、家具や家電、食器や貴金属、車などの買い取りサービスまで対応しているところもあります。

買い取り品がある場合、作業料金が相殺されて安くなる場合もあります

親の家がゴミ屋敷や空き家にならないようにするための対策

近年は親が亡くなったり、住まなくなったりして長年放置した場合にゴミ屋敷や空き家問題に発展してくるケースが増えています。

そうならないためにはこのような対策があります。

定期的なコミュニケーションを持つ

親との定期的なコミュニケーションを通じて、家の状況を確認しましょう。

訪問する機会を増やしたり、電話やビデオ通話で様子を聞いたりすることが大切です。

片付けの習慣を身に付ける

親に片付けの習慣を身につけてもらうように働きかけます。

一緒に片付ける時間を設けたり、片付けが楽になるような収納グッズを提供したりすることが有効です。

家の放置を防ぐ対策を講じる

売却、賃貸、リフォームして他の用途に利用するなどの方法があります。

地方自治体の空き家対策支援制度も活用できます。

早期の住まいの見直し

親が高齢になって住み続けるのが難しくなる前に、住まいの見直しを検討します。

バリアフリーの住居に引っ越す、シニア向けのサービス付き高齢者住宅に移るなどの選択肢を考えます。

ある親子のストーリー「子ども世帯に果たしてほしい役目」について

ナナフクが片付け作業をさせていただいたあるお客様の実例を挙げながら、子ども世帯に是非ともしていただきたい役割についてお伝えします。

リバウンドを繰り返す母親

高橋さん（仮名）の家の片付け依頼をしたのは娘さんの恵子さん（仮名）でした。

実家でもある高橋さんの家の片付けは、恵子さんにとっては長年の悩みの種でした。

数年前に親子で一緒に片付けたことがありましたが、その時には時間が足りなくて中途半端に終わってしまいました。

捨てることが難しい高橋さんはモノを減らせずに、種類に分けて、あちこちに収納して、細かくラベルを書いてその時は解決したように見えました。

しかし、すぐにリバウンドしてしまいました。

片付けたつもりになっていても結局「何がどこにあるのか分からない」ようになり、また新しく買ってモノが増えると言う悪循環に陥ってしまったのです。

生前整理を決意した母親

そんな高橋さんがある時真剣に片付けをしたいと決意したのす。

きっかけは、仲が良かった友達の突然の別れがあったからです。

友人の家族が実家の片付けにとても困っている様子を耳にしました。

遠く離れて暮らす友人の子どもさんは遺品整理業者に片付けを依頼しました。

生前、友人が大切にしていたモノが一気に捨てられていく様子を目の当たりにした高橋さんは大きなショックを覚えました。

仕方がないとは言え、遺品整理の残酷さを感じてしまったのです。

その様子を見て、勝手に捨てられてしまう遺品整理ではなくて、元気なうちに自分で自分のモノを整理しておく生前整理を今こそしておきたいと思うようになりました。

このままモノが増え続けると大変なことになると薄々は自分でも感じていました。

プロの業者に片付けを依頼した娘さん

高橋さんは恵子さんに相談をしました。

やっと母親がその気になったと嬉しかった恵子さんですが、手伝う為の時間が十分に取れない状態です。

そこで恵子さんは以前依頼したことがあるプロに実家の片付けを依頼しました。

プロは正しい片付けの順番を知っています。

どの順番でスタートすればスムーズにいくかよく分っています。

７０歳代のTさんは見た目はとてもお元気そうですが、膝に痛みを抱えていました。

プロと一緒に片付けをすると、重たいモノは任せられますし高いモノも取ってくれます。

処分の仕方が分からないモノがあっても全て解決してくれます。

もし一人で取り組んでいたら時間がかかり、途中できつくなって投げ出してしまっていたかも知れない片付けでしたが、信じられないスピードでどんどん片付いていきました。

プロには出来ない子どもの役割りがある

さて、プロに片付けを依頼して任せた恵子さんさんですが、娘さんには娘さんにしか出来ない大きな役目があるのです。

それは、頑張っている親に対して「興味を持って接する」ことです。

近くなら時々様子を見に行って進み具合を確認してほしいのです。

遠くて無理な場合は、電話でいいので進捗状況を親に訊ねてほしいのです。

そして頑張っている「親を褒める」こともしてほしいのです。

例えわずかしかモノが減っていなくても、娘さんの希望と違っていても、それでも親は決心して行動を起こしたのです。

少しでも変化があったら「よく頑張ったね」と親を認めて褒めてほしいのです。

人間は何歳であって、褒められるのは嬉しいものです。

褒めてもらったらもっと頑張ろうと親は思うでしょう。

そして更に「親を応援」してほしいです。

時間がかかり、大変疲れる片付けですが、「引き続き頑張ってね、応援しているから」と伝えるだけで更に親のやる気は大きくなるでしょう。

「大変なことはプロに任せて無理しすぎないように」と励ましの言葉をかけられるのは娘さんだけです。

つまりは、実際の片付け作業はプロに任せるとしても、精神的な面でのサポートは是非とも子どもさん世帯が行っていただきたいです。

親は承認されて、褒められて、応援を受ける事によって、くじけることなく最後まで目指すレベルまで片付けを達成させることが出来るでしょう。

片付けでお悩みの方はプロにご相談下さい

親の家の片付けでお困りではありませんか？

親が元気なうちに親の想いを大事にしながら片付けを進めていきたいならば、どうぞナナフクまでご相談下さい。

ナナフクには生前整理アドバイサーのプロの資格を持ったスタッフが在籍しております。

モノと一緒に心の整理が出来る真心を込めた片付けをさせていただいております。

気になる方はまずはどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

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